【神戸阪急店店長】英国一人旅 ⑬

コーンウォールに来たら絶対に食べたかった【コーニッシュパスティー】
英国に行く前からグーグルマップを見ながら妄想に浸っていた時に見つけたお店【Cornish Bakery】
地元でとても人気なベーカリーショップで、テイクアウトは勿論のことカフェスペースもあります。

お店に近づくにつれベーカリーショップ特有のいい匂いがしてきます。

店内に入ると店員さんのご機嫌な「Hello♪」でお出迎え。
この日は天気も良く、日差しも強かったのでカフェスペースは満席でした。

「今日はどうする?」
「コーニッシュパスティーを買いに来たんだけどオススメある?」
「ここに来るのは初めてよね?」
「うん、今日着いたところなんだ。」
「だったら、トラディショナルコーニッシュパスティーがオススメよ!」
「じゃあ、それを一つ!テイクアウトで!」
「Lovely♪」

手のひらよりも大きく、ずっしりと重たい出来立てほやほやのコーニッシュパスティーを購入。

コーニッシュパスティーとは、強力粉、バター、ラード、水で作ったペイストリー生地に、ジャガイモ、玉ねぎ、牛肉、スィードという野菜を小さく切って生地の上に並べて、塩コショウで味付けをして包んだもので、元々コーンウォールはすず鉱山で栄えていた土地であり、労働者のランチとして食べられたのが始まりと言われています。

そのため中の具を包む皮もかなり厚く作られ、作業で汚れた炭坑の中で万が一落としても割れずに中身を食べられるものが良いパスティの条件であり、汚れた手でもパイのねじられた端の部分を持てば最後まで食べられます。また、手で持って汚れた端の部分は坑内に捨てられ、炭坑内に住む精霊、ノッカーの空腹を満たしたというストーリーまであります。

このコーニッシュパスティーを、コーンウォールの地で食べたいと思っていたのでとっても嬉しい!

ゴロゴロと入った具材と、口の中の水分をすべて持っていかれるペイストリー。
ビールなどのアルコールとの相性も抜群ですが、コーニッシュパスティーなどの英国のパイ料理はミルクティーと良く合うのです。なので、今回はミルクティーと一緒に楽しみました。

トゥルーロは本屋さんが沢山ありました。


トゥルーロは小さな街ですが、空が広く、カモメの声と大聖堂から聞こえるオルガンの音と鐘の音。
歴史を感じる建造物、人々も皆優しくて、時間が経つのもゆっくりに感じる街でした。

さぁ、明日はいよいよトレゴスナンのリバーガーデンツアーです。
申し込みの時にメールやインスタグラムのメッセージで何回か問い合わせをしているんだけど、全然返ってこないから正直ちょっと不安。

まぁ、なるようになるか!

つづく